園比屋武御嶽石門

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は、守礼門(しゅれいもん)後方と首里城歓会門の中間あります。石門と周辺一体の森のことを総称して園比屋武御嶽といいます。

1519年に尚真王(しょうしんおう)が築いたもので、首里城の守護神として国王の旅の安全をいのる御嶽であったのが園比屋武御嶽石門です。門にかかげられていた扁額には、「首里の王おきやかもいかなしの御代にたて申候、正徳十四年巳卯十月二十八」と書かれていたことで、尚真王の建物であることが分かります。


琉球王国の国王の旅出発の際に、琉球国最高位神女であった聞得大君(きこえおおきみ)の『お新下り(おあらおり)』のときには祈祷が行われていた。このように、琉球王国の国家行事や祭祀と密着した重要な御嶽であったため、今も祈願に訪れる人が後を絶たない場所です。御嶽(うたき)とは、神に関わる祭や行事が行われてきた場所のことです。

園比屋武御嶽石門は、沖縄独特の石造建築で、木の扉以外はすべて琉球石灰岩で築き上げられており、唐破風の屋根に石の垂木やシャチ、宝珠が見られる建物です。